2016年5月26日木曜日

3つの手順で背景がボケた写真を撮る!デジタルカメラのボケのお話


一眼レフやミラーレスカメラでよく言われる「ボケ」「ボカして撮る」という表現ですがこの記事ではボケとはなんなのか、どうすればボケた写真が撮れるのかを説明していきたいと思います。


まずはじめにボケとは何か。
ピントを合わせるのに失敗した写真で「ピンボケ」というのがあります。
ピンボケとは本来ピントがあうべきところにピントが合わず全体がボヤーっとした写真のことですね。
意図しないピンボケ写真は失敗写真としてゴミ箱に直行するかと思います。

ここでいうボケとはピントがあうべきところ(主題)はしっかりとピントが合い、それ以外のところはピントが合わずにボやーっとした表現になっていることです。
90mm F5.3にて撮影(マクロレンズ)


こんな写真ですね。
この写真ではシベにピントが合っていますが、それ以外のところは徐々にピントが合っていないボケた表現となっています。

こんなボカした写真を撮りたい!ということで一眼レフに手を出す方も多いのではないでしょうか。
デジタル一眼レフカメラを買ってみたけど思ったよりボケない。こんなはずじゃなかったという方のために、出来るだけボケの多い写真を撮る方法をご紹介いたします。

できるだけ望遠で撮影する

ボケやすくするためには焦点距離が長ければ有利となります。持っているレンズでできるだけ望遠のものを使用してください。

f値を小さくして撮影する

f値ってなにそれおいしいの?という方はお持ちのカメラにあるモードダイヤルを「A」や「Av」に合わせてください。そしてコマンドダイヤルでF値を一番小さな数字にしてください。普通についてるズームレンズであればF4.5とかF5.6ズームできないレンズだとF1.8/2.8程度の数字になるかと思います。
※F値をレンズの最小値にすることを絞りを開放するといいます。

できるだけ被写体に近寄って撮影する

望遠側にしてF値を最小にしてシャッターを切る前にピントが合わせられるギリギリまで被写体に近づいてください。


さぁここまで出来れば後はピントを合わせてシャッターを切るだけです。

この状態で撮影した時の写真がお持ちのレンズ/カメラの組み合わせで取れる最大のボケになります。

撮った写真のぼけ具合はどうだったでしょうか。
もっとボケた写真を撮りたい!という場合は機材の見直しが必要になります。
・F値がもっと小さくできるレンズを選ぶ
・被写体を取れる最大の望遠レンズを選ぶ

レンズによってはもう一台カメラを買えるくらいの値段もありますが、レンズ交換をすることで表現の幅が広がるのが一眼レフカメラの利点ですので、これを機会にレンズを新調してみて表現の幅を広げてみてはいかがでしょうか。


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